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    上賀茂神社と味の素AGF(株)、自然を守るご縁とは?

    初夏の風物詩として有名な蛍。

    京都最古級の伝統ある神社であり、ユネスコ世界文化遺産にも登録されている上賀茂神社では、毎年敷地内を流れる川に蛍が飛び交い、その風景を楽しむことができます。

    しかし、なんと年々その数は減ってきているそうです。上賀茂神社の中野さんによれば、「昔は蛍のトンネルができるほど」だったそう。「上賀茂神社の蛍を守り、日本の原風景を守りたい」とおっしゃっていました。

    では、蛍は一体どのような生き物なのでしょうか?

    大阪公立大学の平井教授によれば、蛍が好むのは、エサであるカワニナが水中に生息し、岸辺に蛹になるための土がある場所、また産卵できるコケが水辺に生えている場所だそうです。加えて、きれいな水も必要。逆に強い光がある場所や、天敵であるザリガニやクモが多い場所は好まないそう。

    「蛍の保全の為に最も重要なのはエサのカワニナ、次に大切なのは産卵場所になるコケが水辺に生えているかです。そして、きれいな水これも欠かせません。」と平井教授はおっしゃっていました。

    つまり、蛍の保全のためには蛍が生活しやすい環境を守ることが大切!

    自然が豊かで、ならの小川が流れる上賀茂神社の水は蛍が住むにはうってつけ!

    実は蛍の保全は味の素AGF(株)と上賀茂神社の文化事業の一環なんです!

    味の素AGF(株)と上賀茂神社は「水のご縁」で出会い、そこから文化事業が始まりました。

    両者の協力で誕生した、神山湧水を活かした世界でただ一つのコーヒー「神山湧水珈琲」は、参拝者に「ふぅ。」を届けています。暑い中の作業、休憩時間に私たちもコーヒーをいただきましたが、思わず「ふぅ。」と一息。すっきりしたコーヒーの苦味とまろやかな口当たりで、ここでしか飲めない貴重なコーヒーを満喫しました。

    この水や自然を守り、育み、未来につなげるために、そして神山湧水珈琲を未来につなげるため、味の素AGF(株)は、上賀茂神社の自然環境の保全整備に力を注いできています。

    蛍という自然、そして文化を守るため、私たちは上賀茂神社の川を蛍の住みやすい環境にするべく、カワニナの調査と川清掃を行いました。

    カワニナの調査では、上賀茂神社の境内に流れる川の数か所でカワニナがどれくらい生息しているかを調べました。すると、多いところでは263匹ものカワニナが発見された一方、ほとんど発見できない場所も。流されてしまっている可能性を考え、集めたカワニナを上流に放しました。

    さらに調査の過程で様々な生き物を発見!アブラボテやナガオカモノアラガイなど珍しい生き物も見つけ、上賀茂神社の川は生物にとって生息しやすい環境であることが分かりました。

    蛍が住むのはきれいな川。

    川清掃では、川に溜まった泥や落ち葉をかき出し、より蛍の住みやすい環境を整えました。

    また、活動途中に私たちはゲンジボタルの幼虫を発見しました。蛍は1年を1サイクルとして生きるため、その幼虫が成虫になるのは来年だそうです。蛍が増えることを願って、川へ放しました。 上賀茂神社のきれいな湧水を使ったコーヒーと、今回のテーマでもある蛍とを一緒に楽しめる、蛍観賞ツアー「京都の四季を味わう神山湧水珈琲会 初夏の蛍と夜カフェ 」が6月に開催されます。当日の様子も追ってレポートいたします。ぜひチェックしてみてください✨