テーマ:リサイクル.日用品.アップサイクル
おくすりシートって何ごみか知ってる?
みなさん、突然ですがおくすりシートをどのように捨てていますか👀
言われてみたら何ゴミかわからない人も多いのではないでしょうか?💊
実際に、第一三共ヘルスケア株式会社さんが行ったアンケートでは、燃えるゴミ、燃えないごみ、資源ごみが全て3分の1ずつという結果になったそうです。
そんなおくすりシート、実は資源ごみです💡
第一三共ヘルスケア株式会社さんでは、資源ごみであるおくすりシートを回収してリサイクルする取り組みを実施中。
その名も「おくすりシート リサイクルプログラム」💊♻️
今回は実際にプログラムについてや普段知らない、おくすりシートについてを取材してきました!
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💊おくすりシート リサイクルプログラムとは?
横浜市からスタートした、おくすりシート(PTPシート)を回収し、リサイクルする取り組みです。様々なリサイクルを運営しているテラサイクル・ジャパン、横浜市の資源循環局3R事業部の協力で運営しています。
💊おくすりシート リサイクルプログラムのきっかけは?
弊社のスキンケアの製品の中には、容器に植物などの再生可能な有機資源を含んだバイオマスプラスチックを利用していて、これはメーカーにおける環境負荷軽減においては、生産して供給する動脈的なところの取り組みにあたります。ですが、使い終わった製品を回収してリサイクルするといった静脈的な取り組みが進んでいなかったことからこのプログラムの開始を決めました。また、スキンケア製品のボトル等は既に様々な取り組みが行われているが、医薬品シートに関してはなかったので、医薬品メーカーとしてのアプローチを考えました。
💊実際に回収BOXを設置してみてどうですか?
2ヶ月ほどでBOXが満杯になることが多く、予想以上に回収できています。
社会に貢献できる実感がわかりやすく、普段の生活の延長線上にあるために受け入れやすいのではないかと考えています。シートは洗わずに入れられるので参加のハードルを下げられていて、回収BOXの中を見えないようにしたことで抵抗感なく投函されているのだと思います。
💊そんな回収した、おくすりシートはどうなるのでしょうか?
さまざまな方法がありますが、一例として収集、選別、粉砕、比重分離という4つの工程でリサイクルします。具体的には回収BOXでの収集、不要なもの(輪ゴムなど)の除去、シートの粉砕、素材別の分離が行われます。
その後、PVC(ポリ塩化ビニル)とPP(ポリプロピレン)といった素材ごとに分けられます。
こうして分けられたプラスチックは、様々なリサイクル製品の製作に活かしていきたいと思っています。また、そのときにプログラムに参加された方に還元できる形にしたいと考えています。
💊今後の目標は?
横浜市以外の場所への展開や将来的にはリサイクルしやすいシートの開発も目指していきたいです。また、リサイクルの効率化やプログラムの認知拡大にも努めていきたいと考えています。