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【デカボチャレンジってどんなことしてるの?】三井物産と学生が「プラントベースフードのPR戦略」に挑戦!
様々な学生に興味を持って頂きたいという思いで、今回4回目の開催となる『デカボチャレンジ2024 Spring』に参加した企業や学生たちに取材をして、それぞれの挑戦の熱量、裏側にある想いなどを連載形式でお届けしていきます。
第4回目は、三井物産チームのデカボチャレンジに迫ります!
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今回のデカボチャレンジにて、三井物産が着目したのは「プラントベースフード」
プラントベースフードとは、植物由来、または大部分が植物由来原材料からつくられた食品のこと。近年、健康志向や環境保護などを目的に取り入れる人が増えていますが、「世界的にプラントベースフードの需要は高いのに、日本ではあまり需要が伸びていない」とエームサービスの高橋さんは語ります。
そんな状況を打破するため、「Z世代が地球を救え!プラントベースラーメンのPR戦略を提案せよ」が学生に出題されました。
三井物産チームに参加した学生Aさんは、「分からないときは質問する・意見をもとめること」がいかに大切かを学んだと振り返ります。
「社員さんともっとコミュニケーションを取れば良かったと思いました。どのような商材が使えるのか、商品を売るうえで利益を求めることがいかに重要なのか、などもっと聞いておけば、自分たちの案を更にブラッシュアップできただろうと反省しています。次の参加者の方には、社員の方々と多くのコミュニケーションを取ることをお勧めします。」(学生A)
私、伊藤もデカボチャレンジ2023 Summerにて煮詰まった時は、必ず社員さんに意見を求めていました。その度に「さすが現場社員の方だな」、と思うフィードバックをいただけました。そのため、学生の中には担当企業を就職活動における第一志望とする方もいたようです。
また、「意見を求める」とは、社員の人にアポを取って聞きに行くという段取りも挟むので、デカボチャレンジを通じて率先して動く力は確実に備わったと思います。
そんな学生のチャレンジ、そしてそこから生まれたアイデアに対して、三井物産・エームサービスのご担当者さんはどう思われているのでしょうか?
「『食を育てる』という発想が、我々には浮かばないものだったので、共創を通じてこちらも学ぶものがありました。」(三井物産 宇佐美さん)
「正直どのチームも魅力的で、選ぶのが大変でしたが、食事としての美味しさに着目したチームAの視点は素晴らしかったと思います。」( エームサービス 高橋さん)
お二方共に学生への評価が非常に高く、レベルの高い議論だったことが伝わります!
当初、学生は「プラントベースフードを食べたことがある人は多いが、普段の食事に比べて味が劣るからリピーターが少ない」と考えたそうです。
それが、プラントベースラーメンを試食した多くの学生から「意外と美味しい」という感想が出てきました。「意外と」ということは、「食べたことがない人」は想定よりも「多い」ということかもしれません。
では、なぜプラントベースフードを食べたことがない方たちが多いのでしょうか。
私は、プラントベースフードを選ばずとも、好きな食べ物だけを食べていける環境にあることが理由の一つだと考えます。例えば、プラントベースフードが好きな友達と食事に行く時、プラントベースフードも揃えるお店を選ぶものの、私は普通の食事をオーダーします。プラントベースフードが好きでも友達はそれを強制することもなく、私も好んでは選ばない。だから、私の場合は今までプラントベースフードを試してこなかったのだと思います。
なので、私だったら、学校・会社にてプラントベースフードしか選べない日を設けるなど、「知ってもらう」のステップを取り入れて、先ずは「プラントベースフードを食べたことがある人」を増やしていくだろうな、と思いました。
兎にも角にも「知ろうとする」努力に勝るものはないですよね!
以上、プラントベースフードについて真剣に考えるきっかけを与えてくれた、デカボチャレンジ・三井物産チームの取材でした!