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【デカボチャレンジってどんなことしてるの?】博報堂DYホールディングスと学生が『Well-Sustainabeing』に挑戦
デカボチャレンジを様々な学生に興味を持ってもらいたいという思いで、『デカボチャレンジ2024春』に参加した企業や学生たちに取材をして、それぞれの挑戦の熱量、裏側にある想いなどを連載形式でお届けしていきます。
第2回目は、博報堂DYホールディングスのデカボチャレンジに迫ります!
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博報堂DYホールディングスが提示したお題は「普段の身の回りのモノやコトをWell-Sustainabeingに変えてみよう」。
『Well-Sustainabeing』とは 博報堂が生み出した造語で、「心地よさとサステナブルの両立を超えた価値。二律背反ではなく、二律創生を促すコミュニケーション」を意味しています。
「日本の気候変動に対する危機感は世界的に見ても高いのに、実行力は平均よりも下位にあります。この矛盾について、我々は『脱炭素商品の中には、品質が悪かったり、手間が増えたりというものも存在するが、サステナビリティの一方的なおしつけは行動を促進させない。生活者が自然に気候危機アクションに参画できるようにするためには、「日常の心地よさ」とのストーリーで伝える商品やサービスが求められると考え、、あらゆるモノやコトを”Well-Sustainabeing”に変えてみるアイデアを出してもらいたいと思い、お題を設定いたしました」(博報堂DYHD 中溝さん)
このお題にチャレンジした学生によると、アイデアを考える上で最も難しかったことは「実現性」だったといいます。
博報堂の営業の最前線で働く社員から「実現可能性が低い」と指摘を受け、その方の実体験とアドバイスを聞く中で、ただ案の面白さに注目をしてしまい、ビジネスモデルの大切さを軽んじていたことに気づいたのだとか。
授業や他企業のインターンでは目新しさが求められるので、「自分の案が実装されるかもしれない」と思いながらフィジビリティを元に立案できるのはデカボチャレンジならではの経験ですね!
今回、デカボチャレンジに参加した学生Rさんは、博報堂の哲学を肌で実感したと振り返ります。
「タイムマネジメント力もビジネスモデルの重要性も学びましたが、やはりアイデアの根幹となる生活者発想を身につけられたことが私にとって大きかったです。社会問題って結局、生活者の意識が変容しないと解決されない。だから脱炭素をどれだけ身近にできるのか、普段生活者はどんな意識を持って行動するのかよく観察する良い機会になりました」(学生R)
取材の中で学生達から幾度となく出てきた単語は「チーム」。
「とにかくチームとして楽しかった。志望業界がバラバラなので属性が同じ人が集まることがなく、粒ぞろいなメンバーで脱炭素という同じ目標に向かって走った、有意義な10日間だった。」と学生Tは話します。
私、伊藤も当時は個性の異なる3人とチームを組んでおり、ワークを通じて異なる視点を学び、視野が広がったので彼の話に大共感!今でもBBQやお花見に行くほど仲良しで、就職先も全く違う領域なので話していて飽きない、かつお互いを鼓舞し合える、そんな大事な同志です。
ところで、学生のチャレンジに対し、博報堂DYホールディングスの担当者の方はどう思われているのでしょうか?
「最優秀チームはWell-Sustainabeingの体現とストーリーの伝達が素晴らしかったです。また、他のチームも推しというZ世代ならではの視点が入った案など、どれも興味深かったです 」( 博報堂 小田部さん)
学生への評価が非常に高く、レベルの高い議論だったことが伝わりますー!
「Well-Sustainabeing」(心地よさとサステナブルの両立を超えた価値。二律背反ではなく、二律創生を促すコミュニケーション)は聞いたことのない言葉でしたが、今後、使い勝手の良いサステナブルな商品は流行りそうだな・・・と思いました。というのも取材中に、Well-Sustainabeing商品の例として、洗剤を使用しなくても水洗いだけでしっかり汚れが落ちる食器の話が出た際に「買ってみたい!」と素直に思った自分がいたからです。
脱炭素がいいこととはわかっていても、どこか我慢しないといけなかったり、ストイックさが求められるイメージもあり、日常生活に取り入れるには私にとってハードルが高かった…
「じゃない方の旅〜ジャナタビ〜」も、そうした無理はなく、いつも王道コースに行ってしまう観光のマンネリを解消したり、お金の節約もできる。「ダイビングしながら海中ゴミ拾い」など、Z世代の自分にとってはSNSで投稿したくなる内容ですし、子供にあらゆる経験をごさせたいがリサーチする暇が無いという社会人のニーズにも対応しており、まさに「無理のない脱炭素」というお題にドンピシャなアイデアでした。
私たちの生活を便利にしてくれて、なおかつ脱炭素社会にも貢献できるサービスは是非利用してみたい!Well-Sustainabeingの流行を予感しつつ、デカボチャレンジでの企業と学生の化学反応を再度認識できた取材でした!