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    サスティナブルブランドを取材したら、いろいろ共感した話

    デカボアンバサダーが取材!アパレルブランド「NAGIE」

    デカボアンバサダーの酒井です。
    今回はアパレルブランド「NAGIE」の山路さんに取材をさせていただきました!
    再生素材を使うなど、無駄を極力少なくしたサスティナブルな服作りには学ぶことばかり。

    また、ジェンダーレス/シーズンレスで人も季節も使用シーンも選ばず、多様な人や場面で着られる素敵なアイテムにも触れさせていただき、すごく勉強になりました。

    ◆ブランドの「想い」に共感
    NAGIE(凪へ)というブランド名には「人と地球がいま、本当に目指すべきすこやかな凪へ。」という意味が込められているそうです。

    1. 地球環境を凪にする
    近年、アパレル業界では大量生産・大量廃棄が問題になっています。
    NAGIEではこの問題を解決するため、「限定受注生産」や廃棄ペットボトルを再利用して洋服を作るなど循環を大切にしています。

    2. 人を凪にする
    労働時間・残業時間が長く、有休消化率も低い日本人。
    そんな日本の“忙しい社会人”に余白を作ることも大切にしており、NAGIEの服を着ている時はリフレッシュ・リラックスして欲しい――そんな想いが込められています。

    確かに、忙しすぎて余裕のない精神状態ではサスティナブルについても考えにくいですよね。


    ◆働き手への視点にも共感

    NAGIEは工場で働く人々の労働環境にも気を配っています。消費者が安くていい服を求めるため、企業はそれに応えようとします。その結果、“無理”は現場で働く労働者に…というのが、近年のアパレル業界が抱える労働環境の悪循環。

    NAGIEではこうした問題が起きないように受注生産を積極的に導入し、必要な量だけをつくることで、労働者への負担を減らす取り組みを行っています。

    店舗を持たず、EC販売のみでデザイン性とサステナビリティの両立を目指すアパレルブランドNAGIE。

    最後に担当の山路さんにコメントをいただきました。

    「NAGIEを通じて、アパレル業界の大きな課題や、素材のこと、洋服が出来上がるまでの背景に思いを馳せてもらえたらうれしいです。NAGIEという小さなブランドが直接的にできることはすごく限られているけど、私たちが大切にしていることを知ってもらえて、共感してくれる方が増えることで、少しずつ世の中の意識も変わってくれるかもしれない。最初は小さな変化かもしれないけど、それが世の中を動かすくらいになるといいなと思っています」

    波風立たない穏やかな環境に、地球も、一人一人の心も、向かわせていきたい。

    NAGIEがブランドに込めた想いが、多くの人に伝わりますように。

    (デカボアンバサダー・酒井)