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    空の旅は私たち乗客の努力でCO2を削減できるんです!

    航空業界によるCO2排出量は、世界全体のおよそ2%(※ATAG fact & figures)。現状、燃料を化石燃料に頼っている以上、飛行機を飛ばすことでどうしても大量のCO2を排出してしまいます。

    そんななか、JALグループでは、2050年度までにCO2排出量実質ゼロを目指す「ゼロエミッション」を掲げ、さまざまな取組みを行っています。

    たとえばCO2排出量が削減できる最新機材の導入。SAF(持続可能な航空燃料)の開発・活用。スピードや航路選択を工夫することでエコフライトを徹底。また機体の軽量化や、定期的なエンジン洗浄で燃費効率を高めることも心がけているそう。

    一方で、私たち乗客もちょっとした心がけで航空業界のCO2削減に貢献できるって知ってました?

    手荷物を少なくして、身軽な状態で搭乗することもひとつ。また、定時出発に協力することも大切なんです。

    日本航空株式会社の平野佳さんはこう言います。

    「たとえば定時より5分遅れたとします。すると飛行機はその5分を取り戻すために、通常よりスピードを上げるなどして燃費の悪いフライトになってしまうんです。お客様が定時出発にご協力していただけると、そういう“無理”をしなくてよくなり、結果としてエコフライトにつながります」

    たった5分のためにCO2が余計に出ると思ったら……定時出発に協力しないとなって思いますよね。

    またJALグループでは、2022年度冬期ダイヤ(2022年10月30日~2023年3月25日)において、東京(羽田)発の一部の便で計画上の運航時間を、従来よりも5分延伸します。つまり(一部の便で)到着が通常より5分遅れることを意味しますが、これにより、最大で約5%の温暖化効果ガス削減が見込まれているそうです。

    すこしゆったりしたフライトの飛行機に乗ることもエコにつながる――JALが提案する新しい選択肢、ちょっと気になるお話です。