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    「僕は、漆の可能性を信じている」

    明治42年創業、京都のうるし屋「堤淺吉漆店」さんが
    漆を塗ったスケートボードをつくっています。

    これがめちゃくちゃかっこいい。

    漆特有の光沢感とぬくもり。
    プラスチックや普通の木材の板では出せない風合いです。

    自分の“スタイル”が表れる傷ついたデッキも愛着が湧いてしまうけど、
    漆だから傷ついたり壊れた部分も修理できちゃう。
    もはや一生モノのスケートボードです。

    「堤淺吉漆店」の堤卓也さんは漆産業の再生を願い、漆の素晴らしさを伝えるためにこのスケートボードをつくったと言います。

    「漆はここ日本で、縄文時代から続く伝統産業。にも関わらずこの50年で、なくなりそうなくらいに落ちこんでしまいました。なんとか残したいし、大量消費型の社会の今だからこそ、必要性が高まっていると思うんです」

    漆は漆器、茶道具だけでなく、
    歴史的な文化財や建造物の修復にも使われていることからわかるように、
    木材をいつまでも美しく朽ちさせない「効果」があります。
    まさに日本古来の、サステナブルな天然塗料なんです。

    「堤淺吉漆店」ではスケートボード以外にも、漆の魅力を感じることができる、プロダクトを提案しています。

    山林循環のために伐採した木材の端材を活用し、漆を塗ることで耐久性と抗菌性を高めた使い捨てないストロー。

    欠けたり割れたりした器を、漆を使って修復する伝統的な技法「金継ぎ」を自宅で体験できる本格的な金継ぎキット。

    あなたのサステナブルな生活に、漆を取り入れてみませんか?