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    【デカボチャレンジってどんなことしてるの?】森ビルと学生が脱炭素の日常化に挑戦!

    様々な学生に興味を持って頂きたいという思いで、今回4回目の開催となる『デカボチャレンジ2024 Spring』に参加した企業や学生たちに取材をして、それぞれの挑戦の熱量、裏側にある想いなどを連載形式でお届けしていきます。

    第5回目は、森ビルチームのデカボチャレンジに迫ります!

    ーーーーーー

    今回のデカボチャレンジにて、森ビルが着目したのは「脱炭素の日常化」。

    日常生活において常に脱炭素を意識できている人はそう多くはない。そんな中で、一人でも多くの人が自然と脱炭素貢献をしたくなる施策が欲しいと思い、「年代・国籍を問わない多様なワーカーがわざわざ意識しなくても日常的に働くだけで脱炭素になり、それを通じて社会に貢献する仕組み・仕掛けの提案」をお題に採択したのだとか。

    森ビルチームに参加した学生Oさんは、企業の方とのやり取りから多くのヒントを得たと振り返ります。

    「ヒルズアプリのポイント導入と、森ビルの特徴である緑地拡大に目を向けることができ、それらが自分たちの施策の大きな支柱となりました。利用するオフィスワーカーの目線でしか考えられなかったけど、ワーカーを雇用する企業側の目線を得られたのは大きな収穫でした。」(学生O)

    私、伊藤もデカボチャレンジ2023 Summerにて意見が分かれた時は、社員さんに折衷案の作り方や、抜けている視点を教えてもらっていました。脱炭素という共通の目標に向かって企業と対等に議論することができるので、就活生という立場は一回忘れて、その企業の社員になったかのように熱中できました!

    そんな学生のチャレンジ、そしてそこから生まれたアイデアに対して、森ビルのご担当者さんはどう思われているのでしょうか?

    「3者とも本当に拮抗していまして、aチームは実現可能性が非常に高く、bチームは面白そう、そしてcチームはビジネスモデルとして確立しており、本当に選ぶのが難しかったです。その中でも、森ビルのミッションを体現している施策を選びました。」(森ビル 竹田さん)

    学生への評価が非常に高く、取材最後まで一生懸命悩まれていた姿が印象的でした。森ビルチームすごい!

    さて、私がこの優秀チームの案を見て、Z世代ならではで面白いと思った点は、深層心理にしっかりと働きかけている点です。このチームのメインアイデアは、ヒルズに自分の名前が刻まれれば、ヒルズ利用者が増えるという仮説に根付いています。言い換えると、木の名札に自身の名前があれば勤務以外でもオフィスに訪れるだろう、ということです。これだけ聞くと、そんなことある?と懐疑的に思えるかもしれませんが、今Z世代の間で流行っているのは、自身が今何をしているのか共有するソーシャルメディア、つまり承認欲求を満たしてくれるビジネスです。多くのZ世代正社員は名前があれば、デカボポイントで得た記念樹を共有したくなるでしょうし、彼らが家庭を持った時、次の世代を担う彼らの子供には森林教育として受け継がれます。正確なインサイトの把握と、巻き込む人数の多さが選ばれた秘訣なのかもしれません。

    以上、企業と学生の親密さが前面に出ていた、森ビルチームの取材でした!