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【CDOトラウデン直美が訊く】デカボチャレンジに参加したLINEヤフーのZ世代を巻き込むデカボな取り組みと広げ方
LINEヤフーがデカボチャレンジで出題したお題 :「LINEヤフーのグループアセットを活用し、企業やユーザーの脱炭素の取り組みを促進する事業アイデアの提案」
LINEヤフーは、「LINEヤフーサステナブルプロジェクト」を立ち上げ、企業と協業しながら様々な取り組みを推進しています。 今回はデカボチャレンジに参加したLINEヤフーのビジネスソリューション開発本部 ビジネスインキュベーション部 サステナブルソサイエティチームの福田真さんと藤田航平さんにお話をお聞きします。
聞き手は、モデル・タレントでありEarth hacks CDO(チーフ・デカボ・オフィサー)のトラウデン直美さんです。
LINEヤフーがZ世代とつくりたい未来
トラウデン直美さん(以下、トラウデン):デカボチャレンジに参加された理由について教えてください。
藤田航平さん(以下、藤田):去年10月に LINE、ヤフー含む5社が合併しまして、提供しているサービスの国内ユーザー数が延べ1億人以上と国内最大規模になりました。そんな中、「LINEヤフーサステナブルプロジェクト」というプロジェクトも新たに立ち上げ、弊社が起点となって企業を巻き込んでサステナビリティな取り組みを加速させています。今回のデカボチャレンジには、未来を担うZ世代の学生と接する機会をいただくために参加しました。
トラウデン:LINEヤフーさんの1番の武器はユーザーの多さですよね。
福田真さん(以下、福田):そうですね。ちなみに、トラウデンさんはご家族やご友人とコミュニケーションを取られるとき、どんなサービスをご使用されていますか?
トラウデン:それはもちろん、LINEです!
福田:ありがとうございます!トラウデンさんを含め、多くのユーザーに弊社のサービスをご利用いただけていることはとてもありがたいことです。弊社の力だけでサステナビリティやSDGsに取り組むには限界がありますが、ユーザーやEarth hacksさん、そのほか企業と手を取り合えばムーブメントをつくることができると考えています。Earth hacksの取り組みにも非常に興味があり、ぜひ今後ご一緒したいです。
トラウデン:これからの未来を担うZ世代の学生たちとの共創に注力するのは、どんな理由があるのでしょうか?
藤田:大きく分けて三つの理由があります。
まず一つ目に、サステナビリティへの取り組みは、長く住み続けられる地球を守るための活動であり、未来を担うZ世代の声を取り入れることに大きな意味があるためです。彼らが求めるサービスを提供するプラットフォームを構築したいと考えています。
二つ目に、Z世代はサステナビリティへの意識が高く、従来の枠組みに捉われない革新的なアイデアをもたらしてくれると期待しているためです。彼らとの共創を通して、社内での議論だけでは生まれにくい、学生ならではの柔軟な視点や斬新な提案を取り入れていきたいと考えています。
三つ目に、弊社が取引をしている企業の多くが、自社のサステナビリティの取り組みを若い世代に伝えることで、より自社のパーパスやサービスに込めた思いを知ってもらい、ファンになってもらいたいと考えているためです。弊社としても企業の力になれるよう、Z世代に受け入れられるサービスを開発していきたいと考えています。
トラウデン:Z世代は生まれた時点でさまざまなデジタル機器に慣れ親しんだ「デジタルネイティブ」と言われますが、サステナビリティに関しても幼い頃から意識している世代でもあります。LINEヤフーのZ世代に向けたサステナビリティに関する取り組みは、具体的にどんなものがありますか?
藤田:冒頭にお話した「LINEヤフーサステナブルプロジェクト」の立ち上げが挙げられます。最初の取り組みとして、主にZ世代をターゲットとしたLINE公式アカウント「サストモ」を開設しました。サステナビリティに関する情報を分かりやすく伝え、“自分ごと”として捉えるきっかけを提供することを目指しています。
LINEヤフーが展開する「サストモ」とは?
2023年11月に開設された、LINEヤフー社としてサステナビリティに関する情報発信を行うLINE公式アカウント。アカウント名には、「サステナビリティに取り組む友だち」という意味が込められており、SDGsやサステナビリティに関する情報を、ユーザーが自分ごと化しやすいように発信しています。
福田:実は「サストモ」は去年11月に開設したばかりなんです。
トラウデン:知らなかったです。さっそく私も「友だち追加」しておきますね!
LINEヤフーだからこそ広げられるデカボの輪
藤田:この「サストモ」では、サステナビリティを自分ごととして考えることが難しいと感じている方に向けて、サステナビリティへの理解を深めてもらうコンテンツの提供や、寄付やエシカル商品の購入などの気軽にできるアクションの提案を通じて、気軽にサステナビリティに取り組むきっかけを届けていきたいと考えています。
トラウデン:確かに、サステナビリティは壮大過ぎて「自分が入り込む余地があるのかな」って思ってしまいますよね。LINEのように当たり前に使っているツールにサステナビリティの要素が入ることは、大きな変化につながると思います。
福田:私たちも、ユーザーとサステナビリティとの接点を作ることは非常に重要だと考えています。弊社のサービスは多くのユーザーにご利用いただいていますが、その中には「サステナビリティについて何をしたらいいのか分からない」と感じている方もたくさんいると思います。そのような方々に向けて、何かきっかけを提供できればと思っています。
例えば、「サストモ」のLINE公式アカウントを友だち追加すると、サステナビリティにちなんだLINEスタンプがダウンロードできるキャンペーンを定期的に実施予定です。ユーザーが身近に使うLINEスタンプを通して、少しでも多くの人のサステナビリティへの関心を高め、活動の輪に加わっていただけるよう促すことは、我々だからこそできることの一つです。直近では、2月27日よりコウペンちゃんとコラボしたスタンプを配信しています。今後もさまざまなキャンペーンを展開していきたいと思っています。
配布期間:2024/03/27まで 友だち追加でスタンプGET!
デカボチャレンジに参加してみて
トラウデン:さて、今回のデカボチャレンジでは「LINEヤフーのグループアセットを活用し、企業やユーザーの脱炭素の取り組みを促進する事業アイデアの提案」という課題が設定されました。これにはどのような狙いがあるのでしょうか?
藤田:脱炭素がどれほど重要かを理解していても、一個人として“自分ごと“として捉えづらいのが実情です。LINEヤフーのサービスは、のべ1億人以上の方に使っていただいております。影響力が大きいLINEヤフーのサービスを活用し、ユーザーが主体的に楽しみながら脱炭素に取り組むことができるアイデアをZ世代のみなさんからいただければと思い、こちらの課題にしました。
トラウデン:その課題に対して、チーム別に3つのアイデアがプレゼンテーションされました。学生のプレゼンを聞いてみて、いかがでしたか?
藤田:Z世代が課題と感じる事象を解像度高く認識されていて、新鮮に感じることがたくさんありました。学生だからこそ出せる斬新なアイデアがあり、非常に面白かったです。
トラウデン:どのチームも興味深かったかと思いますが、最終的に1つのチームに絞らないといけませんでしたね。
福田:はい、選ぶのがとても難しかったです。審査するメンバーの間でも白熱した議論があったのですが、最終的には「LINEヤフーの社員だけで議論を重ねたとしても、絶対にこの発想には至らないだろう」という点を判断の軸にしました。どのチームのアイデアも素晴らしく、とても拮抗しましたね。
また、デカボチャレンジに参加した私たち自身も大きな収穫を得ることができました。今後デカボチャレンジで得られた学生の皆さんとのネットワークを活かして、サストモを通して、Z世代目線でのコンテンツを学生と共に発信したいと考えています。小さなことでもいいので、一歩ずつ進めていきたいですね。
トラウデン:学生にとっても成功体験になるから、未来に向けたとてもいい経験になりそうですね。
福田:やはりサステナビリティというテーマに取り組むには、我々の力だけでは限界があります。学生と情報発信ができるなら、すぐにでもやりたいと思っていますし、それをクイックにできるのはLINEヤフーの企業文化の良いところです。トラウデンさんともご一緒できることがあれば、ぜひ!
トラウデン:ぜひよろしくお願いします! 本日はありがとうございました!